古いスマホやタブレットの利用方法を思いついてもバッテリーがダメになっているこがあり、古いスマホに新品バッテリーを用意するというのはあまり現実的ではないような気がします。またバッテリーを気にせず長時間固定した場所で利用したい場合などはそもそもバッテリー駆動が必要ないなんてこともあると思います。
というのも今回はストリームデックもどきをスマホで実現できるTouch Portalというアプリを古いスマホで試してみようとしたところバッテリーがパンパンに膨らんですごいことになっていたので古いスマホのバッテリー端子へ直接電源アダプターから給電できるかためしてみました。
やってみた
端子確認
スマホ側のバッテリー端子の極性をバッテリーを参考に確認しておきます。(見えにくいですがマジックで書いておきました)逆につないでしまうとまず壊れます・・・。

バッテリー自体はいつパーンしてもおかしくない状態になっていたので画像はありません。
電源
電源は5V1A出力ができるACアダプタが転がっていたので利用。(スイッチングタイプ)

通常バッテリーは3.7V周辺ですが今回5V抵抗等は無で残量表示97%ほどを維持できていたので問題なさそうです。
真似される場合は使用するスマホなどがどのくらいの電圧で何%になるか抵抗を挟むなどして下げた状態から一度見たほうがいいのかもしれません。
さらにACアダプタによっては相性があるので挙動がおかしい時は変えてみるのも有です。
はんだ付け
導線をバッテリーの接触端子に銅線をはんだ付けしておきます。熱を加えすぎると他の部分が溶けてしまうので手早く。(直接ハンダ付けしたくない場合はダミーのバッテリーを作ってそこに端子を形成)

温度が低すぎます・・・
スマホの画面に「端末の温度が低すぎます」と表示・・・。
これはバッテリーのT端子(真ん中の端子)をつないでいないことでバッテリーの温度を計測できないと表示されるようです。そこでT端子の先にあるサーミスタの代わりに10kΩの抵抗をT端子に接続してマイナスへ落とせるようにしておきます。

安定しない・・・
電源は入るようになったのですがどうも安定しないらしく気が付いた時には電源が落ちてしまうことがしばしば・・・。そこでコンデンサを電源ラインに挟んでみたところ安定するように!
容量は適当に1000μf。

仮完成
ブレッドボードへ配線した状況がこんな感じです。このまましばらく使ってみてから問題がなければまとめて行く感じにになります。

絶対守る注意事項!
真似する場合の絶対守らないといけない注意事項です。バッテリー端子へ直接給電している場合通常の充電端子へは絶対に接続してはいけません。高確率で壊れます・・・最悪燃えます。
もちろんデータ通信のためのUSBもダメです。どうしてもデータ通信等をやりたい場合はUSBケーブルの電源をカットしておきさらにバッテーリー端子側に防止ダイオードを入れるように!(これでわからなければ触らない!)
まとめ?
結構簡単に起動できたのでバッテリーが行方不明やバッテリー持ちが悪くなって使っていない少し古いスマホに高いバッテリーを買わなくて済むので再利用するためには使えるかもしれません。
それでも危険性は無くならないので真似する方は自己責任で十分注意してください。燃えても責任は負えません。
実際私も使用する際は金属ケースに入れて使用する前提ですので・・・。
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